悩んでいる方も多い、カタカナ発音(日本語訛りの英語)。
『大人になってから矯正するのは無理!』という声も聞きますが、そんなことはありません
この記事では、
カタカナ発音・日本語訛りが直らないのはなぜか
どんなことに気をつけて英語の発音を学べば良いか
…などについて書いています。
カタカナ発音が直らないのは、なぜ?
学校や先生によって英語の教え方は違うと思いますが、私はこんな風に学びました。
r(アール)の発音をするときは、小さい「ウ」を前にいれます。
リピートアフターミー!
ゥーラビット!!
ゥーラビット!!
…って感じです。
「英単語◎◎=読み方は(カタカナで)◯◯」と習いました。
別に、この先生が悪いと言いたいわけじゃないんです。
私たち生徒も、何だか様子がおかしいとは思っていました…。
もし当時の先生が、
先生の真似して発音してね!
…って言ったとしても、私は聞いた音をカタカナに置き換えていたと思います。
だって・・・
カタカナ発音から抜け出せないのは、英語の音の出し方を知らないから。
もしくは、知っていても自分の口で上手く真似出来ないから。
だから、自分が発音できる音、慣れ親しんだ / 楽に音を出せるカタカナで代用してしまうんです。
よく知らない音を出す、聞いて真似するのは、とても難しいんです…。
いきなり、触ったこともない楽器を渡されて、
今の音、出してみて?
…と言われたような感じです。
耳で聞いただけの音を真似するのは難しいですよね?
(弾いたことのあるピアノだったら、もしかしたら「ド」とか「ミ」とか出せるかもしれませんが…。)
じゃあ、どうやったら、その音を出せるようになるのか。
口の形は?
息の吐き方、強さ・長さは?
口の中で、舌はどうなってるの?
…など、同じ音を出すために学ぶことがたくさんあります。
そして、上手になるためには、繰り返しの練習(復習)が重要です。
英語の音の出し方を学ぶ方法
英語の発音を学ぶときも、初めて使う楽器で音を出すのに似ています。
最初は1つ1つの基礎の音(母音・子音)から。
カタカナ発音を直すには、耳で聞いた音を自己流に再現するのではなく、
口の開け方・形
舌の位置、力の入れ具合
息の吐き方、強さ・長さ
喉の震え
…など、英語の音を出すためのポイントを意識して練習します。
人によって、
発音記号と一緒のほうが覚えやすい
フォニックスが自分には合っている
…など、学びやすい方法は違うので、まだ試したことがない方は、一度取り組んでみると良いかなと思います。
発音を学ぶときは、高額な教材や対面レッスンではなくても、2~3,000円位のDVD付きの本で十分だと私は思っています。
言葉での説明があまり必要ないという方は、YouTube動画でも学べます。
例)アメリカ英語
例)イギリス英語
そして、英語の発音もやっぱり復習が大切です。
基礎の音の出し方が身についていないのに、
まぁ、こんな感じでしょ?
…と自分の思っている英語風にして練習していると、知っている音(カタカナや自己流英語)に戻っていきます。
『大人になってから発音矯正は無理』という人もいますが、私はそうは思いません。
自己流ではなく、基礎をしっかり確認して練習すれば、何歳からでも英語の音の出し方を身につけることは可能です。
まとめ
- カタカナ発音は、英語の音の出し方を学べば改善できる
- 英語らしい発音のためには、基礎をしっかり身につけることが重要
- 音を聞いて真似るだけでなく、口の使い方などを知って練習することが大切