中学1年で習う単語も覚えられない。
読めない!書けない!意味がわからない!
と、いうような相談をいただくことが良くあります。
なかには、
ひたすら書いてみたり…
語源や接頭辞・接尾辞を覚えたり…
と色々な学習に取り組んでみたものの全く覚えられず、英語を学ぶのを諦めそうになってしまった方もいました。
そこで今回は、基礎的な英単語から身に付けていくための勉強法について書いていきます。
短期間で一時的に詰め込む方法ではないので、テストや受験勉強には向きませんが、将来使えるボキャブラリーを増やしていくための土台作りになります。
Contents
英単語を覚えるためのコツ
まずは発音を学ぶ
日本語で最初に50音を学ぶように、英語でも読み書きの前に「基本的な発音」を学ぶことが重要です。
英単語の発音ではなく、もっと小さな音のかたまりの発音です。
これを知ることで、
読み方(発音)がわかれば、単語が書ける
初めて見る単語でも読める
ようになります。
この段階をすっ飛ばして英単語を覚え始めると、スペルを全て暗記しないといけなくなります。
そして、単語を覚えるのが困難で苦痛になってしまいます。
身の回りの英語から覚える
英語を学ぶとき、海外旅行や外国人への道案内で便利な単語も覚えたいですね。
しかし、まずは自分の身の回りの英語から覚えることをオススメします。
自宅や通り道にあるもの
自分が毎日行うこと
よく感じる気持ち
などです。
身の回りの英語から覚える理由は、
毎日使う(目にする)ので、復習の機会が増える
自分に関する、身近な英語なので覚えやすい
今後も日常生活で役立つ英単語ばかり
だからです。
可能であれば、よく使う単語は色々な品詞や関連語も一緒に覚えていけると良いですね。
例:beauty(美人・美しさ)beautiful(美しい)beautifully(美しく)など。
自分に合った方法で学習する
友だちや先生から聞いた方法を試しても英単語が覚えられず、悩んでいる方も多いと思います。
得意な学習法は人それぞれなので、新しく単語を学ぶ時は、
絵と単語を一緒に見て覚え、使う場面をイメージする
単語を読みながら、手を動かして書く練習をする
お手本を見ながら、自分も口に出して練習する
など、いくつかの方法を試してみて、自分が取り組みやすく、覚えやすい方法で継続してみてください。
※ただし、「書くだけ」「聞くだけ」「読むだけ」…では、単語を覚えて実際に使うことは難しいので、以下のような方法を取り入れてみましょう。
復習して、身につける
身の回りにあるものを自分に合った方法で学んでも、
一度練習しただけでは、覚えられない
しばらくすると、忘れてしまう
ということがほとんどです。
残念ながら、人間の脳は一度で完璧に記憶するようには出来ていません。
そのため、復習は必須です。
しかし、必ずしも机に向かって勉強する必要はありません。
移動時間や空き時間にノートを見直す
英単語学習のアプリを活用したり、CDを流したりする
自分の見たもの・したことを英語で思い浮かべるクセをつける
など、小さなことでも日々の積み重ねで、これまで覚えられなかった単語も自然と使えるようになっていきます。
『聞く・読む・書く・話す』を組み合わせる
先ほど『自分に合った勉強法』に触れましたが、英単語を覚えて実際に使えるようになるためには、『聞く・読む・書く・話す』の4つの主要スキルを学習に取り入れることが大切です。
例えば、書いて覚えるのが得意な人は、
- 覚えたい単語の発音を聞く
- 自分でも口に出してみる
- しっかり書いて練習する
- 移動時間や寝る前に単語を聞く・読んで復習
…のように、自分の得意な取り組みに重点を置きつつ、他のスキルも組み合わせて学習してみてください。
このように学習することで効率よく英単語を学ぶことができ、また、覚えたことを忘れにくくなります。
そして、基礎的な英単語を覚えることが出来れば、その後に接頭辞・接尾辞などを知ることで、ボキャブラリーがぐんと増えます。
単語を暗記するのが苦痛
全然覚えられなくて困っている
という方は、ぜひ上記のようなステップで英単語を学んでみてください。
まとめ
- 英単語を学ぶ前に、英語の発音を確認する
- 自分が使う英語・身の回りにあるものの名前から覚える
- 自分に合った勉強法を組み合わせて学習すると効果的