誰かにとって簡単だからと言って、自分にも簡単とは限らない…。
みんなにとって『簡単な勉強法』が無いなら、どうすれば良いの?
今回は、「簡単」という言葉に振り回されないために、自分が出来ることについて書いています。
みんなにとって『簡単』とは限らない
学習教室(塾)で働いているとき、年齢や学校が同じでも、学習障害で似たような症状だと言われていても、本当に色んな生徒さんがいました。
毎日、それぞれの生徒さんと一緒に、様々な勉強法に取り組んでいると…
え!!!
◎◎さんが簡単にこの課題できた!
すごい良い方法見つけたーーー!
…ということがあります。
そして、興奮気味に他の先生と共有したり、似たような課題を抱えている生徒さんとやってみたりすると…全然出来ないことが良くありました
先生、よくわからないんですけど?
あ、ごめんなさい。
がーーーん。
英語を学んでいる方から相談を受けるときは、こんなことが良くあります。
簡単って聞いたので、◯◯をやっているんですけど、なかなか出来なくて。
何か良い方法があれば、教えてください。
それは、レベルや内容が合ってないのでは…?
“簡単”と聞けば、「自分にも出来るだろう」と思うのは自然なことだと思います。
もし出来なければ、「努力が足りない?」「やり方が違う?」と、真面目な人ほど一生懸命取り組みます。
そんなとき、『簡単』という言葉に惑わされず、考えて欲しいことがあります。
それは、自分についてです。
自分について考えることが大切
どんな勉強法も課題も、やってみないことには、出来るか出来ないかわかりません。
簡単な方法
オススメの方法
出来る人のやり方
…など、誰かの勉強法を参考にするのは、最初のステップとして良いことだと思います。
そして、実際に取り組んでみて、
自分に合った取り組み方か
自分のレベルに合っているか
…などを考える必要があります。
『とにかく聞いて真似するのが簡単で良いよ!』と言われても、耳から学ぶこと、耳から聞いて真似するのが苦手な人にとっては簡単ではないですし、いつまでやっても思うように上達しないでしょう。
『英語力ゼロでも、簡単に話せるようになる勉強法』も、「英語で話す力はゼロ(でも文法や語彙力はまあまあ)」みたいな意味だった場合、本当にほとんど英語が出来ない人が真似しても、簡単に話せるようになる可能性は低いです。
なので、『簡単な勉強法』だからと言って「自分も出来る」と思い込まず、自分に合っているか、合っていなかったらどうしたら良いのか、考えることが大切です。
まとめ
- 誰かにとって簡単だからと言って、自分も簡単にできるとは限らない
- 簡単やオススメを参考にするのは、最初のステップとして良いこと
- 難しいと感じたら、やり方やレベルが自分に合っているか考える