色々な教材や勉強法を試して、努力して英語を身につけた人が口を揃えて言うこと。
英語学習(習得)に王道なし!
簡単に英語が出来るようになる方法や、正しい勉強法というのは無いんです。
また、英語を学ぶ側・教える側ともに 英語が出来るようにならない理由ナンバーワン(たぶん)としてあげるのが、
日本人に英語は必要ないから。
…という言い訳のような言葉。
必要ないから、本気で取り組めなかったり、学習の継続が難しかったり。
それでも、多くの人は”おすすめジプシー“をしながら、簡単な勉強法や教材、アプリなどを求めます。
王道はないんですが・・・
英語を学ぶ全ての人が、最初に取り組むべきことはあります。
効率的に英語を学び、知識・スキルを習得するために大切なことです。
今回は、その勉強法&コツについてご紹介したいと思います。
英語を学ぶとき、最初に取り組むこと
目的を明確にする
なぜ英語を学ぶのか…?
⇒「英語が出来るようになるため」だと、ちょっと微妙です。
『英語が出来る』というのは、個人によって基準がぜんぜん違うからです。
TOEICでスコア700とれば「英語が出来る」という人もいれば、ネイティブと全く同じように話せないと「英語が出来る」とは言えない、という人もいます。
それに、自分が少しずつ出来るようになるにつれ、「出来る」の基準が上がっていくこともあります。
そうすると、どんなに頑張っても「出来る」ようにならず、ずっと劣等感を持ち続けることになります。
だから、英語学習に取り組む前に、
- 自分の目的・目標をはっきりさせる
- どんな知識やスキルが必要か整理する
…ことが大切です。
目的や目標を決めるときは、「2年後に海外留学するため」のように少し先のことでも良いですし、「3ヶ月後にTOEICでスコア500とるため」のように、目の前のことでも良いです。
それは自分の性格や現状に合わせて決めてください。
全体像を把握する
英語を学ぶ目的、そのために必要なことがはっきりしたら、
今の自分に出来ること
次に学ぶ必要があること
目的達成までに必要なこと
…など、現在地や身につける知識・スキルの優先順位、目的達成までどれくらいか、など学習の全体像を把握します。
そして、期限を決めて、学習計画や目標を立てると効率的に学ぶことができます。
音の出し方を学ぶ
英語を学ぶ最初の段階で、どんな目的・目標を持った人でも取り組むべきなのは、英語の音の出し方(発音)を練習することです。
この基礎をおろそかにして、単語を覚えたり、音読をしたりしても、音とつづりの関係がわかっていないので、何をするにも時間がかかります。
また、自己流の英語風発音は通じないことが多いです。
日本語と英語は音の出し方がかなり違うので、すぐにマスターするのは難しいですが、基礎を確認して練習することで、大人でもネイティブの発音に近づけます。
自分と向き合う
英語を効率的に学ぶために最も重要なのは、自分と向き合うことです。
他人が発信する情報の中から 勉強法を探し続けるのは時間の無駄だからです。
独学で英語を学ぶとき・大人になって学びなおすとき、
英語 初心者 勉強法
英語 大人 独学
英語教材 おすすめ
…のように、他人のアドバイスやおすすめを調べることもあるかと思います。
最初に色々リサーチをしたり、おすすめを試してみたりするのは良いと思うのですが、他人とは英語を学ぶ目的も現状も違います。
おすすめの勉強法や教材をみて考えるのは、
自分に必要な知識・スキルか?
自分の得意な学び方に合っているか?
ライフスタイルや好みに合っているか?
…ということです。
ここで、自分自身について深く考えず、『もっと簡単な方法はないのかな?』と探し始めると、ゴールは遠ざかっていきます。
暗記よりも大切なこと
上でご紹介したことが、効率的に英語を学ぶために最初に取り組んでおくべきことです。
自分の目的・目標
必要な知識・スキルと全体像
身につけることの優先順位
自分に合った学び方
…がわかっていれば、ゴールまで最速で行けます。
よく、「英会話に必要なのは○フレーズだけ」「これだけ覚えればペラペラになれる!」のような宣伝文句を目にしますが、決まった表現や例文だけ暗記する勉強法はおすすめしません。
簡単な勉強法のように思えますが、応用がきかず、表現の幅も広がらないからです。
「年に一度の海外旅行でしか使わない」という場合は、それでも良いかもしれませんが…。
とにかく…英語を習得するために、簡単な勉強法や正しい方法はないのです。
効率的に学ぶには『自分と向き合う』ことが重要。
英語を学ぶ目的を明確にし、自分の現状・ゴールまでの道のり、自分に合った学び方を把握して勉強に取り組むことが大切です。
まとめ
- 効率的に学ぶには、まず自分の目的を明確にする
- 自分にどんなことが必要か、学習の全体像を把握する
- おすすめの方法より、自分に合った勉強法を確立する