『英語漬け』と聞くと、その環境にいれば英語が上達しそうな響きですが、日本で暮らしていると実現するのはなかなか難しいですよね。
この記事では、私が学生時代に工夫したことをご紹介しています。
出来る範囲での「プチ英語漬け」生活でしたが、それでも短期間で成果につながりました
自分に合った『英語漬け』計画
学生・主婦・会社員…同じカテゴリーに分類されても、ライフスタイルは人それぞれですよね。
また、英語を学ぶ目的も違います。
私が日本で『英語漬け』に挑戦したのは、大学生の時。
奨学金プログラムに応募するため、英語を猛勉強しました。
当時の私のスケジュールは…
- 平日の9~18時:大学
- 土曜日の午前中:大学
この時間は、どう頑張っても日本語環境になってしまいます。
学校の授業内容や使用言語は、自分の力でどうにかなるものではありません。
『先生、英語で授業してください!』とは、言えませんよね
休み時間に勉強する、友人に協力してもらって英語で会話する…ということも出来ますが、効率的に学ぶのは難しそうです。
なので私は、学校にいる時間は『目に入ったモノの英語名を思い浮かべる』『目の前の状況や、やりとりを英語で考える』というのを、学業や友人関係に支障がない程度に、頭の中で確認するくらいにとどめました。
そのかわり、学校以外の時間帯で『英語漬け』になれるように、机に向かって勉強するほか、以下のような工夫しました。
自分の生活に英語を取り入れる
アルバイト
当時の生活で、学校の次に多くの時間を占めていたのが、アルバイト。
私は、主に2つのアルバイトをしていました。
- 平日&土曜日:学習塾 (文法・読み書き)
- 日曜日&長期休暇:ゲストハウス (英会話)
学習塾では、いくつかの教科を教えないといけなかったのですが、出来るだけ中高生の英語を担当させてもらいました。
生徒との会話は日本語ですが、英語を教えることで自分の理解も深まり、生徒からの質問に答えるプレッシャーもあったりするので、英語学習に気合いが入りました。
学習塾のアルバイトは、残業が多かったり、個別指導計画を作ったり、季節講習がキツかったり…結構大変でしたが、やってよかったと思っています
ゲストハウスでは、滞在している外国人のお客様と英語で会話することを通して、英語でのやり取りの練習になりました。
新聞・ニュース
私は子供の頃から、新聞を読む / ニュースを見ることが日課でした。
もちろん、それまでは日本語でしたが、『英語漬け』生活を送るため、英語にスイッチしました。
…と言っても、いきなり英字新聞を読んだり、英語のニュースを聞いたりして理解できるレベルではなかったので、
- 新聞 (主にリーディング)
→英語学習用の英字新聞を購読。
英字新聞に、日本語で単語や表現、文法のヒントが書いてあるものを選びました。
セットのCDも購入したことがあり、何度も繰り返し聞いていました。
- ニュース番組 (リスニング)
→2カ国語放送のニュース番組を視聴。
番組を録画し、日本語と英語で音声を切り替えて、繰り返し見ていました。
これらを、朝・夜と週末、普段新聞を読んだり、ニュース番組を見たりしていた時間に行いました。
私は海外ドラマや映画も大好きなのですが、当時の自分のレベルと目的に合ってなかったので我慢して、奨学金プログラムに合格した後、文化や色々な口語表現を学ぶために観ていました。
日記・ペンパル
ライティングの練習のために毎日書いていたのが、日記。
『日記は英語学習に効果があるの?ないの?』というのは、よく議論されていますが、私はGoogleの検索機能を使って、自分で添削しながら自然な文が書けるように練習しました。
ペンパル(Eメール)は、海外の人と交流してみたいと思い、同い年くらいの女の子数人と仲良くなりました。
英語圏以外の子もいましたが、それぞれ違った文章の書き方をするので、教科書の例文ばかり見ていた私にとって、とても刺激的でした。
また、ペンパルのうち何人かには、数年後、実際に会うことが出来ました
スキマ時間を工夫
1日の中で、意外と多いのがスキマ時間。
「完全に手が空いている」というわけではなくても、『ながら学習』が出来ます。
私は、「スキマ時間」を主に復習の時間に充てました。
学習の進み具合にもよりますが、前日や当日に学んだ単語・表現のCDを流したり、自分の声を録音したものを聞いたりしていました。
他に、英語学習のテレビ番組を録画しておいて、早送りでチェックしたり、15分のラジオ講座を録音して、時間のある時に取り組んだりしていました。
現在は、当時に比べてインターネットが普及しているので、テレビやラジオ以外に選択肢は無数にあると思いますが、ライフスタイルに合わせて、出来る範囲で英語に触れる時間を増やし、『英語漬け』に挑戦してみてください
まとめ
- 自分のライフスタイルや目的に合わせて、英語漬け計画を立てる
- どうしても日本語環境になる時間は置いといて、それ以外の時間を工夫する
- 毎日行っていることや、多くの時間を占めていることから英語漬けにスイッチする
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